松田町 「3・11」 開花願って 陸前高田市で施肥や植樹
松田町の島村俊介町長や高橋宥二町観光協会長、役場職員ら約20人が東日本大震災で津波被害を受けた岩手県陸前高田市を11月22日に訪れ、松田町が昨年11月に町寄地区から同市に移植した河津桜など26本に施肥をし、立て札を設置した。
陸前高田市内で進められている津波到達地点を桜で結ぶ「桜ライン311」に松田町が協力しているもので、同市竹駒町の浄土寺(菅原瑞秋住職)敷地内などで、河津桜の周囲に施肥をした後、その近くに表面に「津波到達地点 平成23年3月11日」、裏面に「河津桜 平成23年11月6日 神奈川県松田町」と書いた標柱を立てた。
また、松田町とスポーツ交流している市立広田小学校(松村仁校長、139人)の敷地に新たに河津桜の苗木を植樹し、「復興を願って」と記した標柱を立てた。植樹に立ち会った島村町長は「松田町の河津桜は2月に咲く。広田町は市内でも暖かいと聞いているので3月11日に咲いてくれるのではないか」と話した。松村校長は「この地は過去4回大きな津波に見舞われている。3・11を風化させてはいけない。桜がきれいに咲いたら気持ちも和む。冬に花が咲くように大事に育てていきたい。開花を楽しみにしている」と述べた。松田町では戸羽市長が同町生まれという縁から、同市の復興を支援している。
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