「卒業式に桜咲いて」 京都市へ苗木100本を寄贈
南足柄市在住の古屋富雄さん(60)が1月13日、ソメイヨシノより半月ほど早い時期に咲く桜「春めき」(足柄桜)の一年生の苗木100本を京都市(門川大作市長)に送った。
南足柄市役所の職員(大型直売交流施設担当部長)でもある古屋さんは、一昨年に香川県で開催された「花と自然のまちづくりフォーラム2011」で事例発表を行った際、同じ発表団体の一つであった京都市立蜂ヶ岡中学校の井上方志校長と知り合いになった。このことが縁となり、今回の寄付が実現したもの。古屋さんから寄贈された春めきは、植樹を希望している京都市内の小中学校76校に配布される予定。
春めきの品種登録者である古屋さんは、春めきが3月中旬の卒業式の頃に開花することから、『卒業生に送る桜』として全国の学校に贈ろうと、3年前に思いついたという。昨年は大分市の小中学校に100本を提供している。
井上さんは「入学式の時にはソメイヨシノが入学生を迎えてくれるが、卒業生を送る桜はなかった。春めきは京都では珍しい桜。市内の76校で卒業生を送る桜として、いっせいに開花することを楽しみにしている」と期待を寄せた。
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催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
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