大井と山北が最優秀賞 神奈川県広報コンクール
県内の各市町村が発行する広報誌などを対象とした「平成24年神奈川県広報コンクール」の入選作品が発表され、大井町が「広報紙・町村部」、山北町が「広報写真・組み写真」でそれぞれ最優秀賞に選ばれた。
広報紙・町村部の最優秀賞作品に選ばれた大井町の「広報おおい―12月1日号」は、企画段階から町民の『まちかどリポーター』と協力し、町営水道の仕組みや歴史、整備されていった当時の様子を知る町民へのインタビューなど、6ページにわたる特集を作り上げた。講評では「『大井のおいしい水』特集は多角的で読ませる記事である。蛇口をスタートに表現した水道水の通り道が目を引く。また、企画・取材がまちかどリポーターということも高評価である。本紙の最大の長所は、毎号、多くの町民を登場させていることであり、他紙にもぜひ見習ってもらいたい」と高評価を得た。
大井町では「町の水道の今昔や、関係者へのインタビューを通して、普段何気なく使っている水の大切さを、読者に再考してもらおう」と、特集を企画した。
町民課の広報担当で対象となった特集をまとめた井上正輝さんは「今回の受賞は、企画や取材に協力していただいた4人のまちかどリポーターの皆さんの力が大きいです。町民の方に大井町の水の素晴らしさを再確認してもらえれば。今後も町民の方に興味を持ってもらえることを取り上げていきたい」と話している。
広報写真・組み写真の最優秀作品に選ばれた山北町の「広報やまきた―11月1日号」は、昨年10月14日に開催された国指定重要無形民俗文化財「山北のお峯入り」を撮影した組み写真で、2・3ページで文章とともに8枚が掲載されている。講評では「5年ぶりの貴重な瞬間を読者に伝える記録性のある作品。山北のお峯入りをいろいろな角度から見せようという姿勢がよく感じられる」と高く評価された。
山北町では「華やかでありながら、厳粛、滑稽といった要素を持ち合わせる町内の素晴らしい伝統芸能を、写真を多用して広く町民に紹介しよう」と企画。事前に5年前のことを確認するなど入念に準備し、役場駐車場と高杉・神明社の2会場で行われた公演を、2台のカメラを用いて各演技を追った。撮影枚数は1100枚に及んだという。
企画財政課で広報誌を担当する尾崎能久さんは「最優秀作品に選ばれとても驚いている。甘んじることなく、町民の方に読んでいただける紙面づくりをしていきたい」とコメントした。
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