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足柄版 公開:2013年2月2日 エリアトップへ

長大なつるし雛が登場 まつだ桜まつり期間中の子どもの館

文化

公開:2013年2月2日

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まつりに向け準備が進められている
まつりに向け準備が進められている

 松田町西平畑公園の子どもの館で、2月9日(土)から始まる「第15回まつだ桜まつり」期間中の展示に向けた「雛のつるし飾り」の飾りつけが進められている。今回の目玉は、初登場となる全長約4・5メートルの長大なつるし飾り。まつりを主催する同町と町観光協会では「県西地域最大級のつるし飾りが、早咲き桜に次いだ集客ポイントになってくれるのでは」と期待を寄せている。

 つるし雛は女の子の健やかな成長を願い、母や祖母が手づくりする伝統的な飾り物。江戸時代から高価な雛人形の代わりに飾る風習が各地にあり、現在も東伊豆町稲取(静岡県)では「雛のつるし飾り」、柳川市(福岡県)では「さげもん」、酒田市(山形県)では「傘福」と呼ばれて親しまれている。

 子どもの館では毎年、桜まつりの期間中に雛のつるし飾りを展示しており、昨年も約2000個を飾って来場者の目を楽しませた。展示用のつるし飾りを手掛けているのは、町内の主婦たちにつるし飾りやパッチワークなどを教えている「てずくな桃の会」の田代賢代さん(78)。今回の長大なつるし飾りは、観光協会から「他町に無いものを」と依頼され、昨年の桜まつり終了後から作り始めたものだという。1月24日から子どもの館で設置作業が始まり、ひもの長さや数、細工物の数などの調整が行われている。細工物の種類は鶴や亀などの動物から花や野菜、手毬、羽子板など様々。「ふくろう(不苦労)=苦労を免れますように」など、一つひとつに願いが込められている。田代さんは「なんとか今年の桜まつりに間に合いました。型紙を一から作り直すなど苦労もしましたが、たくさんの人に見てもらい喜んでもらえれば」と話している。

 第15回まつだ桜まつりは、2月9日から3月10日(日)まで開催予定。子どもの館は入場無料。駐車場は有料。まつりの問合せは町環境経済課【電話】0465・83・1228、または町観光協会【電話】0465・85・3130。子どもの館は【電話】0465・82・9869。
 

製作者の田代さん
製作者の田代さん

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