松田町健康福祉センターで3月10日に開かれる「ふくしあったかフェスタ」へ出品するため、寄小学校(沼田芳宏校長)の児童が手づくり品の製作に取り組んでいる。
寄小では毎年、地域の人を講師に招き、藍染めや木工品などの手づくり品を製作して同フェスタに出品している。今回は3年生が足柄茶入りの手づくりクッキー、6年生が陶器の箸置きや置物等を製作。同フェスタで販売した収益から経費を除いた全額を松田町社会福祉協議会へ寄付する。
今回6年生の指導を担当したのは、寄在住の美術家・斎藤泉さん。油絵をメインに地域で陶芸教室も開いている斎藤さんは、工芸家の夫・史門さんと一緒に昨年と一昨年に寄地区でアートフェスティバルに参加したことをきっかけに寄小と縁をもった。
児童らは斎藤さんの指導の下で、本格的な陶芸に初挑戦。思うように形にならない信楽の土に悪戦苦闘しながらも、素直な感性で動物や食べ物など思い思いの形をした作品を作り上げた。作品は斎藤さん宅の窯で焼成され、釉薬の色も鮮やかな品々が出来上がった。斎藤さんは「大人が作るより味があるものができることが多い。陶芸を通じて歴史や化学など色々なものに興味をもってもらえれば」と話し、沼田校長は「お陰様で少人数の学校ならではの充実した時間になりました」と感謝を述べた。
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