南足柄市箱根町 議員交流会で協調確認 「南箱道路」を契機に
南足柄市議会の全員協議会室で4月26日、同市議会議員と箱根町議会議員の交流会が開かれ、2013年度の県当初予算に計上された「南足柄市と箱根町を連絡する道路」(以下、南箱道路)について、県職員から説明を受け、両議会間における協力体制を確認した。
交流会には南足柄市議会から13人、箱根町議会から11人の議員が出席。冒頭で神奈川県県西土木事務所・高橋徹道路都市課長から、「南箱道路」の事業概要と今後の見通しなどについて説明と質疑応答が行われ、各議員から「具体的に何年後に完成を見込んでいるのか」「花木を植栽することは可能か」「工事は南足柄市と箱根町の両側から着工することは可能か」などの質問が出された。その中で県は「今後も各方面の調整等が必要だが、10年後、20年後という話ではないと思います」とし、早期着工の見込みを示した。
その後、行われた意見交換では「現地の視察を共同で行ってみては」「定期的に話し合いをする機会を作るべき」「大規模災害などの際に、災害援助や救急搬送などを含めた防災協定を検討しては」「南足柄市、箱根町、小山町で金太郎サミットのようなものを開催してもおもしろい」などの意見が交わされた。
大川憲司南足柄市議会議長は「年間2000万人という集客力のある箱根町と、相互連携を深めるための第一歩になったのでは。今後も観光や防災など幅広い分野での連携を視野に入れて、協議を継続させていきたい」と話した。
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