JAかながわ西湘 「いちじく塾」で後継者育成 25日に福沢総合選果場で説明会
かながわブランドに登録されている「あしがらいちじく」。愛知県などの大生産地に比べると出荷量は少ないものの、樹上で熟して朝採りするため、鮮度と味が良いのが特徴。市場での評価は高く、箱根のホテルなどでも用いられているという。需要が伸びるなかで、農家の高齢化等による後継者不足が深刻化している。1990年代に50軒あった生産農家は今では半数以下の22軒になってしまった。
イチジクの生産農家の組織「JAかながわ西湘いちじく運営委員会」(加藤欣三会長)では、新たな担い手を育てようと「いちじく塾」を6月から開講する。初の塾開設に向けて現在、塾生を募集している。
対象はJAの共同販売への参加が条件で、いちじく栽培に興味のある人。出荷先がJAかながわ西湘福沢総合選果場(南足柄市怒田)になるので、近隣の南足柄市、開成町、大井町、松田町、山北町の在住者。研修期間は13年6月から11月。研修内容は、いちじくの基礎知識、農家での栽培実習、選果場での集荷作業の実習などで、年間20日程度を予定。
開講に先立ち、説明会を5月25日(土)午前10時から同選果場で行う。いちじく運営委員会では「いちじくは作業が軽労働で価格も安定しており、定年退職された方でも取り組める。農業所得は10a当たり約50万円に。説明会には電話で予約の上、ご来場下さい」と話している。申し込み、問い合わせは同選果場【電話】0465・74・2611。
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