全国的な風しんの流行を受けて南足柄市と足柄上郡5町では、5月15日より緊急対策として、妊娠予定の女性やその配偶者らを対象にした風しんワクチンの任意予防接種費用の助成を開始する。
県衛生研究所によれば、県内の風しん報告数は2012年12月31日から13年4月28日までの累計で740例(前年同時期は6例)と急増している。報告数の7割弱を横浜・川崎が占め、足柄上の報告数は0例。小田原でも12例となっている。妊娠初期の女性が風しんにかかると白内障や先天性心疾患、難聴などの子どもが産まれる可能性があるため、県では対象者の予防接種を呼びかけている。
助成対象は「妊娠を予定している女性およびその配偶者」または「妊娠している女性の配偶者」。助成対象となるワクチンと助成額は「麻しん風しん混合(MR)ワクチン」が8千円、「風しん単体ワクチン」が4千円。助成実施期間の5月15日から2014年3月31日まで、足柄上医師会管内の医療機関で自己負担分のみの支払いで予防接種が受けられる。なお13年4月1日から5月14日の期間に既に接種した人についても、接種医療機関の所在地に関わらず償還払いで助成金が受け取れる。
問合せは各市町の担当課(南足柄市健康づくり課、中井町健康課、大井町子育て健康課、松田町健康福祉課、山北町保険健康課、開成町保健福祉部保険健康課)へ。
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