お手柄2頭に表彰 松田山で男性を発見し救助
5月5日に松田山で滑落した男性の居場所を突き止め、救助に貢献したとして、松田警察署(伊藤正道署長)から県警本部刑事部鑑識課の警察犬ソラ(6歳)とハナ(3歳)と鑑識課の山村和(たか)警部補、佐藤貴志巡査部長に署長表彰が贈られた。
横浜市に住む83歳の男性が松田山(松田町庶子)に所有する竹林の整備に訪れたのは5日午前5時頃、午前中に滑落したと見られる。夜になり男性が戻らないことを心配した家族から捜索願いが出され、松田署員が現場に向かうと男性のトラックのみが発見された。
傾斜地で夜間の捜索は危険が伴うという判断から翌朝、午前5時過ぎから山岳救助隊も含む松田署員9人と県警本部の山村警部補、佐藤巡査部長が捜索を開始。警察犬が男性の衣服の匂いを嗅いで捜査にあたり、ソラが切り立った崖の中腹に逆さ吊りの状態の男性を発見。山岳救助隊と現場に到着したハイパーレスキューによって引き上げられ、ドクターヘリで東海大病院に運ばれた。男性は外傷性くも膜下出血と顔面を打撲していたが、現在は回復に向かっているという。
伊藤署長は「今回の事案は警察犬がいなければ救助が出来なかったと思うので本当に感謝したい。今後も犬の健康管理に留意して活躍してもらいたい」と感謝を述べた。
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