JAかながわ西湘 梅の集荷始まる 今年は約100トンを見込む
足柄上地域で梅酒や梅干し用として使われる梅の収穫が始まり、南足柄市怒田にあるJAかながわ西湘福沢総合選果場(南足柄市怒田1332)で小梅の選別作業が始まった。
同選果場では、毎年この時期になると、同地域約200戸の生産農家から運び込まれる梅を等級(品質)、階級(サイズ)別に選別して箱詰めしている。
選果作業は、小梅が5月中、梅酒用の「白加賀・梅郷・玉英・杉田」などが6月中旬まで、梅干し用の「十郎・南高」が7月上旬までの予定でそれぞれ行われる。
今年の梅の出来について同JAでは「生育に影響する霜害やひょう害などもなく順調で、平年並みの収穫量が見込める。大きくきれいな実になっており、今年も品質の良い『足柄梅』が出荷できています」と話している。同JA管内では昨年、ひょう害などの影響で収穫量が減っていたが、今年は昨年比130%、梅酒用25トン、梅干し用76トンを合わせて約101トンの取扱量を見込んでいる。
足柄産の梅は地元の梅加工業者などに出荷されるほか、横浜や横須賀の市場、東北などに出荷されている。
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