竹筆を児童が体験 望月さんを招き福沢小で
南足柄市立福沢小学校(鈴木秀和校長、児童数428人)の3年生の児童が7月2日、書家の望月秋羅さん(93)の指導で竹筆を使って「まる」の輪を描く練習などをした。総合的な学習の時間に実施されたもので、地域をテーマにした授業の一環。
望月さんは福沢小学校に近い同市怒田に在住。書を通常の毛筆ではなく、竹の根を筆(竹筆)にして墨汁をつけて描く竹峰流を1994年に創設した。作品は日泰華合同展芸術大賞、日仏芸術20世紀展芸術世界賞など多くの賞を受賞している。
この日児童らは平仮名を書く基本になる「まる」に挑戦。竹筆の持ち方や墨の付け方の説明を受けた後、厚みのある竹筆用の下敷きの上に半紙を載せ大きなまるや小さなまるを腕も意識して描いた。最後に大中小の3輪のまるの下に、自分の名前を入れ作品に仕上げた。授業を受けた児童からは「難しいけれど楽しかった」などの感想があった。
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