山北町 尾崎さんが母校で指導 ３小学校の合同練習
走り方の基本をわかりやすく説明
川村小学校グラウンドで９月26日、ロンドン五輪に女子マラソン日本代表として出場した尾崎好美さん（第一生命）をコーチに招き、合同練習が行われた。
合同練習は10月に開催される「足柄上郡小学校連合体育大会」に向けて行われたもので、当日は町立の３小学校（川村小学校、清水小学校、三保小学校）の５、６年生約１００人が参加。尾崎さんから走る際の基本や注意点などの指導を受けた。
尾崎さんは同町出身で川村小学校を１９９４年に卒業している。今年の春、同校の運動会に在学中のいとこを応援しようと尾崎さんが来校したことをきっかけに学校側から「ぜひ山北の子供たちに指導してほしい」と依頼し、尾崎さんが快諾したことで実現した。
練習の冒頭、尾崎さんは「私は表情が硬いまま走ると身体も硬くなって力が出せない。リラックスするためにも笑顔で走ることを心がけています。皆さんも普段練習するときから意識をして楽しみながらやりましょう」と自身の経験を元に子供たちに呼びかけた。
尾崎さんは子供たちとストレッチやジョギングなどの準備運動の後、スタートの切り方や腕を振ることの大切さなど、走り方のポイントを身振り手振りを交えながら指導した。
川村小の男子児童は「一緒に走れて嬉しかった。尾崎さんに教えてもらったことを忘れないようにがんばって速く走れるようになりたい」と笑顔で話した。
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