開成町の瀬戸屋敷で12月10日、生涯学習講座「あしがり学校」の特別コース「ふるさと足柄の地名を歩く」が催された。町内外から10人が受講し、講師の大脇良夫氏(足柄の歴史再発見クラブ顧問、同町在住)の語る、足柄平野の地名についての講義に耳を傾けた。
大脇氏は独自に取り組んできた小字(こあざ)の地名研究や、酒匂川の歴史と文命碑のルーツを探る調査などについて、自身のエピソードを交えて解説。フィールドワーク時の「7つ道具」や地名解読の際の留意点などについても紹介し、受講者は熱心にメモをとっていた。大脇氏は、前日に同町議会で南部地区の地名を変更する議案が承認されたことにも触れ「足柄平野には約4千の小字があり、そこから土地の歴史的・地理的表情を窺い知ることができる。地域の発展と歴史ある地名の共存は難しいが、皆さんとできる事からやっていきたい」と語った。
また講義の合間には、加藤潤子さん(茶文化サロンクラブオリエンタル主宰)が受講者に中国茶を振る舞いながら、中国のお茶や文化などを紹介した。温かなお茶の香気と加藤さんの丁寧な説明に、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
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