県西土木事務所(開成町吉田島)によると、9日朝までの足柄峠の積雪量は63センチ、山北町箒沢(ほうきさわ)でも59センチを記録。南足柄市の地蔵堂から足柄峠までの約3キロは9日昼前から通行止めとなり、12日午後2時現在、開通のめどが立っていない。
県西土木事務所では毎年12月から3月まで凍雪害対策本部を設置。足柄建設業協会(三橋綱範会長)の協力を得て道路の安全を確保している。記録が残る2012年度までの過去3年間では、除雪を要する降雪が3〜8日あり30センチ近く積もる日も1日程度あるが、今回のような積雪は「過去にも聞いたことがない」という。南足柄市怒田に住む三橋会長(72)も「今までで一番の大雪だったが迅速に対応できた」としている。
山北町中川の県道76号線では、8日午後から10日午前1時まで断続的に除雪作業が行われ、地域住民からも「除雪が早く済んだお陰で大きな混乱もなかった」との声も聞かれた。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|