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足柄版 公開:2014年3月22日 エリアトップへ

「大井町相和地域から望む富士山フォトコンテスト」で最優秀賞に選ばれた 東村 純一さん 南足柄市生駒在住 73歳

公開:2014年3月22日

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好きなことを貪欲に

 ○…3月21日に発表された「大井町相和地域から望む富士山フォトコンテスト」で、早咲きの桜越しに富士山を捉えた作品が、最優秀賞を受賞した。「青い空の下で桜が咲き誇り、その奥に見える富士山を見た瞬間に『いいな』と思い、写真に収めました。動物や植物の写真、水中写真を趣味程度で撮っていましたが、風景写真でこのような賞を頂けたことは光栄で、自分にとっても特別に嬉しいこと」と受賞を喜ぶ。

 ○…故郷の福島県いわき市の野山を駆け回っていた頃から動物好きで、もともとは趣味で動植物を中心に写真を撮っていた。「定年後に水中写真を撮りたい」と、59歳でスキューバのライセンスを取得した。2011年に、水中写真の専門誌「マリンフォト」のコンクールに初めて応募し、特選を受賞した経歴も。写真のほかにもカラオケや野鳥観察、山菜採りなど趣味が多く、「妻からは『あなたは凝り性で飽き性』って言われますよ」と苦笑い。

 ○…「動物に携わる仕事をしたい」と、岩手大学で獣医師の資格を取得。資格を活かして福島県庁や神奈川県庁で、公衆衛生の分野で活躍した。自宅には海外の珍しい昆虫や色鮮やかな蝶の標本がずらりと並び、幅2メートル以上ある特注の水槽では、アロワナや淡水エイが優雅に泳いでいる。定年後には、県の畜産会で家畜の伝染病予防の仕事などにも従事し、小田原の調理師学校では食品衛生学などの講師も務めた。

 ○…「いろいろな人の作品を見るのは勉強になる。まだまだ学ばなくてはいけないことがたくさん」。2年前に入会した地元の『フォトクラブ天地』で、仲間と一緒に写真の腕を磨いている。「ひとりよがりの写真ではなく、少しでも人に感動してもらえる写真を撮れるようになりたい」と向上心は忘れない。「趣味を楽しむためにも、まずは妻と二人で健康に生きていくことが大切」と、横に座る愛妻に目をやった。

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