任期満了にともなう大井町の次期町長選挙に、大井町議の牧野一仁(かずひと)氏(68)=2期=が無所属で立候補する考えを明らかにした。選挙日程は6月2日に決まる(4月9日起稿)。
タウンニュース社の取材に応じた牧野氏は「無投票多選による権力集中」と「町政のマンネリ化」を指摘。その上で「現町政は可もなく不可もなく、情熱も感じない。これ以上の無投票当選は何としても阻止しなければならない」と、立候補の意思を示した。
政策面では、2011(平成23)年度にスタートした「大井町第5次総合計画」の基本構想を継承するが、「相和地域の活性化」、「県と連携したスマートタウンの導入」、「日本一の給食」などで独自色を打ち出す。
当面は町議として政治活動を続けるが「現職のまま届出をして自動失職することはしない」としている。
牧野氏は小田原高、関東学院大卒。小田原ガス(株)に35年勤務し、08(平成20)年に町議初当選。2期目。
今年12月に任期満了となる現職の間宮恒行町長(65)=4期=は態度を表明していないが、今年3月の町議会で5選に含みを残す発言をしているため、94(平成6)年以来20年ぶりの選挙戦となる公算が大きい。
同町長選は98(平成10)年から10(平成22)年まで4回連続で無投票。
前回投票があった94(平成6)年には5選を目指した瀬戸洋二元町長が新顔の間宮氏(当時46)を158票差で退けた。
3月2日現在の有権者数は1万3862人。
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