尾崎さんが1日警察署長 春の交通安全運動に合わせ
春の交通安全運動に合わせて4月7日、山北町出身で元五輪女子マラソン日本代表の尾崎好美さん(32・第一生命)が松田警察署(伊藤正道署長)の1日警察署長に就任し、同署管内で交通安全を呼びかけた。
尾崎さんは松田署で1日警察署長の委嘱式に出席した後、第一生命大井事業所や足柄紫水大橋などを巡るコースを巡回。開成町福祉会館で行われた交通安全教室では、約70人の参加者と一緒に高齢者向けの交通安全体操などに参加した。
尾崎さんは「交通安全キャンペーンに参加して、警察の方の見えない努力を改めて知りました。地域住民の人たちには、少しでも交通安全の意識を持ってほしい」と述べた。
松田署で1日警察署長が就任するのは2010年以来、4年ぶり。昨年11月に開催された丹沢湖マラソンの開場でゲストランナーとして参加していた尾崎さんに伊藤署長が依頼したことで実現した。
2013年の松田署管内での交通事故は、発生件数=298件(前年比マイナス63件)、死者=6人(同プラス3人)、重傷者=15人(同マイナス107人)、軽傷者=479人(同マイナス107人)。今年1月から3月末現在までは発生件数95件(前年比101件)、死者数0人(同0件)、重傷者1人(同3人)、軽傷者113人(同126人)となっている。
松田署では「今年に入ってから管内では、幹線道路から脇道へ入る際の追突事故や、高齢者の事故が県内平均より多く発生しています。署としても高齢者へ向けた啓発活動などに力を入れていきたい」と話す。
春の交通安全運動は4月6日(日)から15日(火)までの10日間。国、地方公共団体、民間団体が協力して交通事故防止を呼び掛けている。
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