「音響の良さ体感して」 南足柄市 有志が自主公演
改良された南足柄市文化会館の音響設備を多くの人に体感してもらおうと、市民の有志らが5月6日(火)に大ホール(1110席)で自主公演を開く。演者には「世界的なプロ・ドラマー」を招く。
この公演は、アマチュアバンドのメンバーらで作る南足柄市ポピュラーミュージックフェスティバル実行委員会(杉本邦彦実行委員長)が企画、運営している。
当日の舞台には、1980年にカシオペアでプロデビューし、07年にはニューズウィーク誌の特集「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたドラム奏者の神保彰さんが出演する。
実行委員会のメンバーから「改修後の音響設備の良さを多くの人にわかってもいたい」との声があがり、メンバーに関係者の知人がいる神保さんに出演を依頼。神保さん側も了承した。
コンサートの運営費はチケットの収入で賄う。不足分が出た場合は実行委員会が私費で負担するという。必要経費を差し引いた収益は全額、同文化会館の管理運営基金に寄付することにしている。
杉本委員長は「県西地域の人たちは同じコンサートを観に行くのにも、都心部の人に比べると交通費など金銭的な負担が多くなってしまい、気軽に行けない人たちもいる。そういった人たちに一流の音楽に触れる機会を提供したい。神保さんの演奏を通じて、音響設備の素晴らしさも伝えたい」と、意気込みを語る。
コンサートは午後2時開演。入場料は2000円(全席自由)。チケットは南足柄市文化会館やチケットぴあ、イープラスなどで販売している。
問い合わせはコンサート事務局/【電話】0465・73・5111へ。
南足柄市は昨年度、開館から20年が経過した文化会館で初めて大規模改修に着手。特に大・小ホール舞台の照明や音響、モニターには約2億8千万円を投じ設備の充実を図った。
同館では自主事業を運営していた事業協会が09年に解散してからは直営での貸館事業のみを行っている。
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