黒岩祐治県知事と足柄上地域1市5町の首長が一堂に会し、地域の課題について意見交換をする「足柄上地域首長懇談会」が18日、開成町福祉会館の多目的ホールで開かれた。
県の主催で1975年から毎年開催されているこの懇談会。今回は黒岩知事と各首長、中村正樹県西地域県政総合センター所長、県の政策・総務・環境農政・県土整備の各局長が出席して、共通課題の「県西地域活性化について」と、自治体ごとの個別課題についてそれぞれの意見や要望を交わし合った。
市町側からは、加藤修平南足柄市長「足柄平野全体の地域振興拠点として(仮称)大型直売交流センターの道の駅としての整備支援」、尾上信一中井町長「散策路の整備などによる地域活性化策への支援」、間宮恒行大井町長「交流人口の増加と定住促進のため、市街化調整区域における土地利用の規制緩和」、本山博幸松田町長「県西地域の玄関口となる新松田駅周辺整備への支援」、湯川裕司山北町長「台風被害で閉鎖されている水ノ木幹線林道の早期復旧」、府川裕一開成町長「県西地域活性化のための単独の補助金制度の創設」などを求めた。
これに対し県側は、道の駅については「積極的に推進する。具体的な計画を提示してもらい、一緒に知恵をしぼっていきたい」、新松田駅周辺整備については「駅前を走る県道711号の整備も進んでいる。計画づくりの段階から参加するなど、ぜひコラボしていきたい」などと各個に答えた。
黒岩知事は「それぞれに課題があると思うが、ピンチはチャンスに変えられる。県全体で国家戦略特区に選ばれたのは全国で神奈川だけ。そのアドバンテージを最大限に活用してほしい」と総括。また県西のブランド化に「わかりやすく全体で『あしがら』として打ち出しては」と提案した。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
駅前再開発で協力者決まる4月13日 |
|
|
|
|