山北町向原の東名高速道路の地下道でここほど、山北中学校(植松さとみ校長)の美術部生徒が壁画の制作に取り組み、地元の尺里東(ひさりひがし)自治会(高橋克行会長)の住民らが生徒を支援する交流があった。
地下道の壁面は中日本高速道路が管理する構造物で、一般財団法人道路厚生会(東京都千代田区)の美化促進事業の助成制度を活用して自治会が実施した。
小・中学校の通学路でもある地下道は長さ95m。かねてから照明不足を不安がる声があり、役場がこの助成制度を提案して申請。6月に事業採択された。
生徒の白い作業服や画材などは助成を受けて自治会が用意。2日間にわたる現場作業では飲み物やおやつなどを住民が持ち寄った。
美術部の齋藤優花さん(3年)は「山北にちなんだ個々のデザインをつなぎ合わせた。こんなに大きな創作ができ、おやつまで頂けて、とても嬉しかった」と話している。
学校によると同様の創作は今から10年ほど前に国道246号線の地下道でも行われたことがあり、その時以来、10年ぶりだという。
自治会長の高橋克行さん(68)は「壁画を描いてもらい照明も増え、不安も解消できた。生徒さんとも交流でき楽しかった」と手応えを感じたようだった。
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