大井町立湘光中学校の生徒4人が、夏休みを利用して保育や福祉の現場を体験するセミナーに参加した。
セミナーは、体験を通じて高齢者や障がい児者などへの理解を深めてもらおうと、大井町社会福祉協議会が中学生を対象に毎年実施している。生徒たちは8月13日から19日までの3日間、大井小学校体育館で障がい児者とのふれあい体験、大井保育園で園児の保育体験、町社協デイサービスセンターで高齢者福祉をそれぞれ体験した。
19日の高齢者福祉体験では、施設利用者11人とラジオ体操や造花の壁掛けづくりなどを通じてふれあった。利用者の小野美代さん(97)は「若い人たちがいると、自分の若い頃を思い出して気分が明るくなる」と終始、満面の笑みを浮かべていた。将来、福祉関係の仕事を考えているという浅倉大翔くん(3年)は「3日間、普段あまり接することのない人たちと出会うことができて、よい経験になった。今後の進路に役立てたい」と感想を語った。
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