本紙ではこの９月から、発行地域内の１市４町の議会で開かれる定例会の前に公表される一般質問の事前通告から本紙記者が注目した一般質問を傍聴し、その質疑内容の要約を紹介していきます。一般的に議会定例会は年４回。３月、６月、９月、12月に開催されます。
第１回目の９月は、山北町議会（池谷荘次郎議長）の一般質問から、原憲司議員（無所属）＝１期＝の質問に注目しました。
◆質問事項「東京オリンピックに向けた観光や地域の振興策を」
○質問内容／東京オリンピックに向けた観光や地域の活性化対策について、【1】観光誘致計画、観光施設整備計画の策定、ゆるキャラづくり、ハイツ＆ヴィラなかがわの跡地利用と既存店等の利用促進ほか６点。
○答弁内容（湯川裕司町長）／２０２０年東京オリンピック・パラリンピックの開催は山北町への誘客を図る上で絶好の機会。大きなチャンスと捉え早い段階から誘客のための様々な活動を積極的に推進するため、町観光協会をはじめとした町内関係団体と連携して、本町の素晴らしい自然環境や観光施設を外部に向かって紹介し、宿泊場所や休憩場所として多くの観光客に足を運んでいただける方策を検討していく。また、どのようにしたら多くの外国人に来訪して頂けるか検討し、観光客誘致のための方策と観光施設の延命化整備について、山北町第５次総合計画を基本に来年度に改定を予定している「山北町観光マスタープラン」や現在取りまとめをしている「公共施設の延命化計画」に位置付ける。喫緊の観光施設の整備改修については財源の問題もあるが優先順位をつけて取り組んでいく。
ゆるキャラについては、導入する際の認定制度について調査しており費用対効果を含め観光協会や商工会とも調整し総合的に判断していきたい。
ハイツ＆ヴィラ跡地の利活用については、多くの観光客が訪れる、核となる施設の整備が必要。現在そのための検討を行っている。魅力ある施設を整備することによって多くの観光客に訪れていただけることに期待している。それに付随して周辺施設にも良い影響がある。施設整備にあたっては地元の意見を反映させる。既存の温泉施設や飲食店、商店と共存し互いに相乗効果が現れるよう取り組んで行く。
※掲載した答弁内容は、口述筆記によるもので議会の議事録ではありません。
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