9月定例会を開会中の南足柄市議会は17日、大型直売交流センター特別委員会を開き、直売センターの営業面に関する計画策定の委託費851万円を盛り込んだ9月補正予算案を審査し、賛成多数(9人)で可決した。
この予算案に対しては石川喜久雄議員(61)=1期・がんばろう南足柄=が、直売交流センターに関連する歳入歳出予算を削除する修正案を提出したが賛成少数(4人)で否決された。
議会事務局によると南足柄市議会で予算案に対する修正案が議員から提出されたのは、初めてだという。
市が補正予算案に盛り込んだ直売交流センター事業費は、9月12日に市長が成案化した「地域振興拠点施設『(仮称)大型直売交流センター』(道の駅)基本計画」に基づき、同センターの施設用地の位置づけや営業面の計画を策定するための経費。
2012年度に採択された農林水産省の「農山漁村活性化プロジェクト支援交付金」から398万円の歳入を見込んでいる。
委員会では「施設用地の変更や隣接する類似施設への影響について国に報告していない」「この機会を逃すと建設できなくなる」などとする指摘が相次いだ。市側は「平成25年11月から関東農政局と調整している。県からも『応援する』との言質も頂いている」などと説明した。
大型直売交流センター建設は加藤市長の選挙公約で2011年に事業がスタート。15年3月の開業を目指し民間商業施設と連携した農産物直売所を市内壗下に作る予定だったが、事業見直しで現在は施設用地の確保や見通しがたっていない。
予算案は10月3日の本会議採決を経て決定する。
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