本紙ではこの9月から、発行地域内の1市4町の議会で開かれる定例会で本紙記者が注目した一般質問を傍聴し、その質疑内容の要約を紹介しています。
第2回目は、9月18日の大井町議会(石井勲議長)一般質問から牧野一仁議員(無所属)=1期=の質問に注目しました。
◆大井よさこいひょうたん祭りについて
○牧野議員/昨年と比較して今年の結果をどう評価したか。
○間宮恒行町長/今年は約3万人が来場した。町外からの参加が増えたことを評価している。
○牧野議員/祭り終了後に商工会青年部員(町消防団員)による飲酒運転事故が発生したがどう対応したか。
○間宮町長/非常に遺憾。町として消防団条例に基づき免職とした。帰宅後に外出して発生した事故で個人の責任の範囲と思われる。
再発防止に努めるよう商工振興会長に申し入れをした。どのような状況でも飲酒運転は許されない。
○牧野議員/処分が遅く公表もされなかったことが疑心暗鬼を招いている。
◆県の「新たな観光の核づくり等促進交付金」のプレゼンテーションについて
○牧野議員/未病の戦略的エリアと位置づけられた県西地域を対象とした交付金だが、県西地区では大井町だけが参加しなかった。
○間宮町長/プレゼン当日に副町長を派遣して副知事ら幹部に説明して理解を得た。(今年5月にあったが)新年度事業としてできるような時期にやってほしい。
○牧野議員/若い職員が一生懸命練習してプレゼンに臨んだ自治体もあったようだ。真鶴町は町長が先頭にたちプレゼンして2千万円、近隣でも南足柄市と開成町が予算を獲得した。
○間宮町長/県経由で国の予算を見込む重複するような事業があり難しい状況もあった。大井町は議会に事業計画を示して新年度予算を認めて頂いている。議会が補正予算で新規事業を認めて頂けるなら(年度途中での対応も)可能になる。議会にも慣例の見直しをお願いしたい。
○企画財政課長/県の未病事業は観光だけではない。他に先駆けて対応し、県と密に連携しているものもある。交付金だけの結果をとらえて言われても心外だ。
* * *
間宮町長と牧野町議は今年12月に予定される大井町長選挙への立候補を表明しています。この日の一般質問での論戦はその前哨戦として注目しました。大井町で町長選挙の投票が実施されれば20年ぶりとなります。
※掲載内容は議会の議事録ではありません。
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