丹沢湖と中川温泉がある山北町三保地区の主婦グループ「鬼嫁倶楽部」(湯川操代表)が、地域の人たちが自家用に作る野菜を集荷し、中川温泉の旅館や飲食店などに直接販売する取り組みをはじめた。
昨年11月に開催された「西丹沢もみじ祭り」で、地場産の野菜を集めて販売したところ、客から「この野菜をまた販売してほしい」との声が多く寄せられた。
そこで地域に声をかけ、週1回のペースで三保地区の旅館や民宿、飲食店など10軒に野菜を販売するようになった。宿泊客にも好評でファンをつかんでいる。
プロも太鼓判
先月24日には、中川に住む湯川健治さん(72)、きみゑさん(72)夫婦が収穫した大根や白菜、ネギ、サトイモ、ラディッシュなど10種類の野菜をトラックの荷台に乗せ、鬼嫁倶楽部の湯川さんが旅館や飲食店などを売り歩いた。
この野菜を購入している、温泉宿「あしがら荘」の中林康祐料理長(52)は「遠くから仕入れるブランド野菜と比べて鮮度が良く品質も負けていない。地元でこんな良いものが採れるとは知らなかった」と評価する。
代表の湯川さんは「活動を始めてもうすぐ1年。旅館の料理人の方にも丹沢野菜は評判がいいので、今後は協力者を増やし、丹沢野菜のブランド価値を高めていきたい」と話している。
西丹沢もみじ祭りは、毎年紅葉が見頃を迎える11月中旬に中川温泉休憩施設前の広場で行われている。猪肉や地元野菜の鍋を囲み紅葉を楽しむ祭り。今年は11月15日に開催される。
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