山北町中川の県立西丹沢自然教室の展示室でミニ企画展『西丹沢の展望』が開催されている。3月1日(日)まで職員が撮影した丹沢の写真約30枚を展示している。
丹沢で4番目に標高が高い檜洞(ひのきぼら)丸(1601メートル)からの眺望を「展望雄大ビューポイント」としてメインで紹介し、山頂から犬越路(いぬこえじ)方面へ3分ほど下った場所を「北西側に180度の展望が開ける」絶景ポイントとして紹介している。
この場所からは、天気が良ければ日高山脈(北アルプス)の奥穂高岳や北穂高岳、群馬県の至仏山や東北地方の最高峰として名高い福島県の燧(ひうち)ケ岳などが見渡せて、富士山方面を見下ろすと山中湖も望むこともできるという。
企画した職員は「檜洞丸は多くの登山者が目指す丹沢の山のひとつですが頂上から少し下りたところに絶景ポイントがあることはあまり知られていません。登山の参考にしていただければ」と話している。
年間約10万人
西丹沢自然教室は丹沢湖から約8キロ北、標高540メートルの登山口にある。檜洞丸など西丹沢への登山や沢登りなどの利用者は年間約10万人で、職員は登山道の巡視や安全に関する情報発信も担う。
暖炉がある展示室では、西丹沢の四季の表情や動植物や登山道、安全対策などを解説した常設展示、丹沢の山々の立体模型などもある。西丹沢自然教室の魅力のひとつに職員が日々更新する「公式ブログ」がある。登山情報や季節ごとの見どころなど紹介し、写真も多くファンが多い。
開館時間は午前8時半から午後4時半。
問い合わせは西丹沢自然教室/【電話】0465・78・3940へ。12月29日から1月3日まで休館。
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