世界23の国・地域から集めた約3千種類の蘭を展示し、2月22日まで東京ドームで開催された「世界らん展日本大賞2015」の審査展示で、南足柄市狩野の椿尚美さん(35)が、フラワーデザイン審査部門の最優秀賞を受賞した。
椿さんが受賞したフラワーデザイン審査部門は、全部で6つある審査部門のひとつ。全体で1289点の応募があり、同部門には45作品の応募があった。この部門では、蘭を中心にデザインされた「ディスプレイデザイン」「インテリアアレンジメント」「ブーケ」の出来栄えが審査され、そのなかで最優秀賞を獲得した。
作品の大きさは高さ90cm。5種類の蘭を含む7種類の花で作ったリースを2枚のアクリル板で挟み、グラスから主役の蘭が伸びる。椿さんは、昨年に続く二度目の挑戦で最優秀賞を射止めた。
応募作品は、リース部分までを店舗で活け、審査前日の2月12日に勤務する生花店社長の河野精一朗さんのサポートを受けて会場の東京ドームで仕上げた。翌日の審査まで茎の長い蘭が完成時の姿を保てるか「心配で寝られなかった」といい、「自分一人の力ではなし得なかった。喜んでくれる人がたくさんいることが何よりうれしい」と喜びを述べた。
椿さんは、小田原市栄町の「ハナマサ」に勤務している。
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