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開成町 あじさい公園に水力発電所 農業用水路に「らせん水車」設置

社会

公開:2015年4月4日

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豊かな水を活かした発電設備
豊かな水を活かした発電設備

 開成町吉田島の開成町あじさい公園にこのほど、農業用水路の流れを利用した小型の水力発電所が完成し、3月31日に竣工式が催され関係者ら約60人が出席した。発電所は開成町が管理し、発電した電気は公園灯5灯の電源に使用するほか、およそ9割程度を売電する。

 2011年の東日本大震災による原発事故や計画停電の経験などから、開成町では町をあげて再生可能エネルギーの普及啓発に取り組む方針を固めた。

 農業用水を利用した発電所の設置はそのシンボルに位置付けられ、構想から4年を経た今年3月にこの発電所が完成した。

 2014年5月に、再生可能エネルギーの普及に取り組む県企業庁との間で協定を結び、県が約3500万円かけて小水力発電設備を設置。開成町が10年間で建設費を県に返済する手法をとった。

 竣工式であいさつした府川裕一町長は「震災を教訓に、豊かな水を使って再生可能エネルギーの普及啓発に努めるべきだと考えた。町制60周年を機に取り組む町のブランディングにつながり町外から人が移り住むことにつながると考えている」と発電所開設の意義を強調した。

 計画の当初は水路の景観を生かし水車型の発電機設置も検討したが低落差の水路では効率が悪く、上流からの水をらせん状のスクリューに受けて発電する「らせん水車」を採用した。この形式を採用するのは県内で初だという。

 発電量は一般家庭3世帯分の年間消費量で売電額も年間約25万円と小型だが、小中学校の教材としても活用していく考え。付近には説明板も設置されている。

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