「まつだの四季フォトコンテスト」で推薦に選ばれた 遠藤 法子さん 松田町松田惣領在住 67歳
感動をそのままに
○…松田町寄で快晴の青空に映えるロウバイを撮影した写真で、2014年度「まつだの四季フォトコンテスト」で最高賞を受賞した。「一緒に撮影に出かけている夫も喜んでくれたのでとても嬉しかった。青空に映えるロウバイの花を見た時の感動をフレームの中で表現することを心掛けて撮影しました。まさか推薦(最高賞)をもらえるとは」と嬉しさがこみ上げる。
○…写真との出会いは約30年前。勤めていた富士フイルムの上司のすすめで社内の写真部に入部したことがきっかけだった。20年以上参加している「フォトサークル夢」でも撮影技術を学び、四季折々の花や自然の風景などを題材に写真を撮り続ける。過去には南足柄市の文化展で市長賞を受賞したこともある。定年後は同じ趣味を持つ夫や仲間と撮影旅行に出かけるのがライフワークになった。「最近は長野や山梨などが多いです。走っていてきれいな花や風景を見つけると車を停めて写真に収めるのが楽しい」
○…小田原市生まれ。中学を卒業後、仕事をしながら定時制の高校に通った。25歳で結婚し、夫の実家がある松田町で暮らしをはじめた。現在は娘夫婦と2人の孫と同居する日々。家事のかたわら近くの畑で家庭菜園や庭いじりをすることも楽しみのひとつ。「料理や掃除など家事全般が趣味と言えるかも。家族の笑顔を見るのが好きなんです」と穏やかな笑顔で話す。
○…「30年以上写真を撮ってきて、正直なところ昨年あたりはもうやめようと思っていました。でも、取り柄のない自分にとって写真は自分を表現できる手段だから。心機一転で始めた矢先でした」。そんななかに届いた受賞の朗報だった。何枚も撮った写真の中でも、自分自身が感動した風景を切りとった写真には良いものが多いという。
「これからも自分が感じた気持ちをそのまま伝えられるような写真を撮り続けたい」