南足柄市立福沢小学校(佐藤裕校長)で7日、目が見えない人の日常生活を体験する授業が行われた。
今回の体験授業には4年生83人が参加。2人1組でアイマスクをつけて学校内を歩く授業では、同市社会福祉協議会(森住敏逸(としいつ)会長)の職員4人が階段での介助を指導。校舎内の廊下では「進みます」「止まります」と、介助役の子どもたちの声が響いた。 奥津双葉さん(9)は「相手に指示を出すのが難しかった」、加藤汐音さん(10)は「アイマスクをつけると、何も見えなくてこわかった」と振り返った。
4年1組の担任、藤原雅彦教諭(32)は「助けたいと思っていても、行動できないときがある。この経験をきっかけに、子どもたちが積極的に行動してくれたら」と話した。
廊下での体験を終えた子どもたちは「目が見えない人は外を歩くとき怖いのではないか」「車や自転車が通ると危ない」と、目が見えない人の立場になって初めて気づいたことを出し合って、介助をする大切さを学んだ。
佐藤校長は「子どもたちには人を思いやる心を持ち、地域へ貢献できるようになってほしい」と話した。
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