大井町役場北側の13・5ヘクタールを事業区域とする「大井町大井中央土地区画整理組合」(露木善一朗理事長・組合員130人)の事務所開きが18日に行われた。
区画整理事業では、大井町役場の北側からJR御殿場線「相模金子駅」に広がる13・5へクタールの農地を住宅地化する。役場に近い約2ヘクタールの保留地を町が買い取り、防災機能を備えた公園を整備する。
同地では、昭和59年から平成2年にかけて区画整理への機運が高まり、平成10年まで事業化が模索されていた。その後、町が地権者の意向を調査したところ、後継者不足などから約7割の地権者が区画整理を望んでいることが分かった。
これを機に平成22年から再び区画整理事業の実現に向けた準備が始まり、今年5月に県から組合設立の設立認可を受けた。
計画地内には南足柄市和田河原と国道255号線を東西に結ぶ都市計画道路(県道)の整備も予定される。町も定住対策の柱としてこの区画整理事業を支援している。
区画整理の事業期間は2015年度から6年間で、完成は2020年度となる見通し。このほど開設された事務所が今後の区画整理事業の拠点となる。
18日に行われた事務所開きには、地権者ら22人が出席。露木理事長は「関係者の協力があってようやくここまできた。人口減少への対策など、みんなの英知を合わせて住みやすい街にしていきたい」とあいさつし、間宮町長は「町としてもこの地区に約1000人が住めるまちづくりを目指したい。住民が安心して遊べる公園の整備も進めていく」と意欲を示した。
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