開成町立開成南小学校を拠点に活動する小学生ジャズグループ「開成ジュニアアンサンブル」(本澤尚之代表)が、9月12日と13日に宮城県の石巻市と仙台市で開催されるジュニアジャズイベントに招待参加する。
開成ジュニアアンサンブルは、2011年4月に町内の小学校に通う4・5年生の女子児童10人で発足した小学生のグループ。開成南小学校の学校施設が一般開放されることを知り、本澤さんが発足させた。
小学生を対象にリコーダーやけん盤ハーモニカ、大太鼓などの器楽合奏団として発足したが、翌年4月からジャズアンサンブルとして活動を始めた。代表と副代表のほかプロを含む5人が指導者にあたる。
現在は開成町のほか南足柄市、小田原市からも子どもが集まり、女子14人・男子3人の17人で活動している。楽器はトランペット、トロンボーン、サックス、ドラム、ベースと多彩。本澤代表は「ここで実力をつけて中学校では吹奏楽部に入って欲しい」と話す。
活動5年目を迎えた今年1月、東日本大震災で被災した子どもたちの音楽活動を支援する横浜市の「復興支援音楽の会」(中川明委員長)から、同会が12日に石巻市で主催する「ジュニアジャズ交流会in石巻」と、13日に仙台市で共催する「ジャズミーティング」への出演依頼が届いた。
9月12日に石巻小学校で開かれる交流会には開成ジュニアアンサンブルのほか、地元小中高校生の「石巻ジュニアジャズオーケストラ」(山田元郎代表)が出演。13日の仙台市内のホールで開かれるジャズイベントでは宮城県内の5バンドと共演する。
初の遠征となる今回の交流会を前に代表の本澤尚之さん(47)は、石巻市などの被災地について自ら撮影した写真と映像で子どもたちに説明。当日は東北地方の民謡4曲をアレンジした楽曲も披露して交流する。
開成南小学校6年の草柳紗希さん(トロンボーン)は「テレビでボランティアの人たちを見たけど私は何もできなかったけど元の町に戻れるよう応援しています。12日は楽しい交流会にしたい」と話している。
開成ジュニアアンサンブルへの問い合わせは【電話】0465・82・9565)へ。
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