あいさつする加藤市長
南足柄市の加藤修平市長は８月31日に、地元紙との情報交換会を開き、本紙のほか神静民報社、ジェイコム小田原、ポスト広告の記者らが出席した。
情報交換会は議会開会前に年４回開かれ、主に定例会に上程する議案などについて加藤市長や幹部が説明し、出席者の質問に答える。
９月定例会は４日の本会議で開会し、市長提案の議案は２０１７年１月にスタートするマイナンバー制度に伴い同市が独自に利用する事務を定める条例制定案１件のほか、一部改正案４件、15年度補正予算案２件、14年度決算認定９件、教育委員など人事案件が３件の計19件。
一般会計補正の主な歳出は学童保育を利用する生活保護、就学援助受給世帯を対象に新たに設ける保育料助成に１９４万円、７月に相次いだ台風11号や落雷の修繕費８５１万円。
15年度に不足している補正財源を確保するために７月以降で歳出を精査し７事業計２６８０万円を減額補正する。防災行政無線の音達調査カ所の見直しで３５６万円、岡本幼稚園テラス塗装工事を職員で対応することで１００万円、遺跡発掘調査の報告書作成時期を延期で１２９万円などを減額する。
財政担当者は「出張の旅費など千円単位で約７千万円を積み上げた。市民生活に影響がない範囲で精査し、２６８０万円の減額に至った」としている。
学童保育の助成拡大は加藤市長の選挙公約の一つ。
９月定例会
南足柄市議会の定例会は９月４日に開会。７日と８日の一般質問には12人が登壇する。むつみ幼稚園の存続を求める請願などを審議する都市教育常任委員会は14日、24日、25日、28日に決算特別委員会を開き、10月２日に付託議案を採決して閉会する。
改選前に議会が設置していた大型直売交流センター特別委員会は、改選後の議会では設置されていない。
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