南足柄市と足柄上郡5町の首長が黒岩知事ら県幹部と懇談する足柄上地域首長懇談会が8月26日に南足柄市役所で開催され、黒岩知事が地元首長に「合併についての考え」を尋ねる場面があった。
黒岩知事は「地方創生」に関する議論に続き、予定にはなかった「合併」について首長の見解を尋ねた。
これに間宮大井町長は「この問題は先人が努力してきた。事務委託や一部事務組合による補完的な行政ではなく自己完結型で行く方が本来の姿。この先そういう話になれば県にご指導をお願いしたい」と述べた。 府川開成町長は「各市町の個性や良さが消える合併よりも広域連携を強化するべき」と述べ、杉山中井町長は「中井は県西ではなく東を向いている」とした。
知事は「かつては国がニンジンをぶら下げて合併を推進したが、これからあるとするならば下からの合併。タブーではなくあらゆる選択肢を検討するべきだ」と持論を展開した。
この日のテーマは地方創生。「足柄上地域がどのように地方創生と向き合うべきか」との県からの投げかけに、間宮町長は「地域資源をPRして交流人口を増やし定住人口に繋げるのが地方創生。足柄上地域の鉄道や道路などを使い回遊できるような取り組みを進めることも重要だ」とし、加藤南足柄市長は「足柄上地域全体を圏域として発展させることを議論するべき」などと述べていた。
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