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足柄版 公開:2015年9月19日 エリアトップへ

松田町議会議員選挙 新たな顔ぶれ決まる 新人4人全員が上位得票

政治

公開:2015年9月19日

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新人平野氏が過去最高得票トップ当選が決まり支持者から花束を受け取る平野氏 =9月13日午後11時過ぎ、松田惣領の事務所
新人平野氏が過去最高得票トップ当選が決まり支持者から花束を受け取る平野氏 =9月13日午後11時過ぎ、松田惣領の事務所

任期満了に伴う松田町議会議員選挙の投開票が9月13日にあり、新人4人と現職8人が当選した。無所属新人の平野由里子氏(52)が過去最多の1074票を獲得してトップ当選を果たすなど新人が上位を占めた。一方で投票率は過去最低の64・47%で町民の政治離れが浮き彫りとなった。

平野さん、大差でトップ当選

 松田町議選は定数12に13人が立候補する”少数激戦”の構図で8日の告示を迎えた。定数2減で臨んだ前回2011年は立候補者が定数を上回らず現職全員が無投票で改選。そのため9人の現職には今回が8年ぶりの選挙戦となった。

 新人は男女2人ずつの計4人が立候補した。50代の平野氏を除く3人が60代で田代実氏(60)と井上栄一氏(61)はいずれも役場の元職員。井上氏は前々回の町長選挙で立候補歴があり、田代氏は今年3月まで松田町議会で事務局長を務めていた。

低投票率

 全体の投票率は町議選としては過去最低の64・47%を記録。前回を8・14ポイント下回った。

 期日前投票の1155票(11・96%)を除く投票率では、有権者の8割が住む松田地区が前回より18・56ポイント低い平均52・26%、寄地区でも同24・67ポイント減の平均52・60%と低調だった。

 前々回が8・70%だった期日前の投票率は11・96%に増加し、他市町と同様に制度の普及を示す結果となった。

「過去最多」

 今回の選挙で顕著だったのが現職の得票減だ。寄地区の大舘秀孝氏(74)が前々回から70票伸ばし2位当選したほかは、現職8人全員が得票数を減らし5位以下に顔を揃えた。

 前回トップ当選だった中野博氏(67)は182票減で7位となるなど現職には厳しい審判だった。山北町で議席を復活させた共産党は松田で議席を失った。

 新人4人はいずれも500票以上を集め、平野氏は1人で3・9人が当選できる票数を獲得した計算になる。町選管では「平成15年より前の記録は残っていないが町議選で1千票を超えたのは初めてではないか」としている。公明の南雲まさ子氏(62)は支持層を手堅くまとめた。

10月6日臨時会

 当選した12人は14日に当選証書を受け10月1日から4年間の任期が始まる。臨時会は10月6日に召集される予定。臨時会では正副議長選出や議会内の役職などを決定する。

 13日夜、開票所に足を運んだ73歳の男性=松田惣領=は「新しい人が出てきて良かったがその割に静かな選挙だった」と5日間の選挙戦を振り返っていた。

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