南足柄市中沼の(株)足柄グリーンサービス(桜井孝一会長)がこのほど、県立足柄ふれあいの村(同市広町)の指定管理者に選ばれ、県が同案を県議会に提出した。議決を経て2016年4月から管理業務を請け負う予定。
足柄グリーンサービスは、ビルメンテナンスや環境サービス事業、温泉事業、野外教育事業などを展開する非上場企業。1965年創業の同社は富士フイルムや富士ゼロックス、南足柄市公共施設などの屋内清掃業務を請け負いながら事業を拡大してきた。
2006年には県立21世紀の森、南足柄市の運動公園や丸太の森、パークゴルフ場で指定管理者業務を開始し、07年に温泉施設「おんり〜ゆ〜」を開業した。大雄山周辺で事業展開する同社にとって足柄ふれあいの森は、周辺施設との連携に欠かせない施設として注目していた。
今年4月の指定管理者募集では、人材やノウハウを関東学院大学グループに求め共同で業務提案し、県の外部評価委員会から「新たな取り組み」と評価された。
事業提案ではほかにも、県が取り組む「未病を治す」プロジェクトへの取り組みも盛り込まれ、県主催のバスツアーにも組み込まれている大雄山周辺エリアの利活用をさらに進めていくとしている。
県が議会に提案した議案には、同市内山の県立21世紀の森での、同社による指定管理継続も含まれている。
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