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大野山牧場 民間に無償貸与へ 公募に複数事業者が関心、存続も

経済

掲載号:2015年10月31日号

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山頂付近の「まきば館」
山頂付近の「まきば館」

 神奈川県はこのほど、来春に閉鎖する県営大野山乳牛育成牧場(山北町皆瀬川)の一部を民間事業者に無償で貸し付ける方針を固め、

10月16日に事業者の公募を開始した。

 大野山牧場は1968(昭和43)年に県が設置した。牧場の総面積は93・96ヘクタールで3分の1を県が所有している。県内の酪農家から生後半年の仔牛を預かり、妊娠させて分娩前に酪農家へ戻す乳牛預託事業を続けてきた。関係者によるとピーク時には毎年4月に80頭を受け入れ「良質な仔牛だけが入れる施設」として人気だった。

 1970年に4万5千頭ほど飼育されていた県内の乳牛は、輸入飼料の高騰や糞尿処理の規制強化などで減少を続け2012年には8千頭まで減り、仔牛の約8割が北海道へ預託されるようになった。

 こうしたなか県は2012年に発表した緊急財政対策で、大野山牧場での預託育成事業を2015年度末に廃止し、併設のふれあい施設「まきば館」を地元自治体に移譲する方針を固め、地元の山北町と協議を続けてきた。打診を受けた山北町は14年8月に取得の意志がない旨を県に文書で回答した。

 これを受けて県は畜産振興や啓発、地元活性化への寄与を条件に、牛舎や飼料庫、堆肥舎、放牧区、まきば館など約3・2ヘクタールと用地を10年間にわたり民間事業者に無償貸与する方針を決め、10月16日に公募を開始した。

説明会に3社

 今月27日に県が大野山で開いた見学会には、県内の酪農家や食品加工事業者など3社が参加。担当者から事業計画の提出など募集要項について説明を受け、牧場施設を見学した。県担当者は「採算面や雇用なども含めた地域の活性化への寄与なども評価基準になる」などと述べ、評価には慎重を期す考えを示した。

 県は11月10日に2回目の現地説明会を開き、11月30日まで募集を続け、12月22日の評価委員会を経て来年1月には貸付候補者を決定したい考え。

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