足柄地域の各地で暖冬の影響で花木の開花が早まっている。
大井町相和地区にある大井ゆめの里では菜の花が開花をはじめ、1月5日には大部分の花が見ごろを迎えている。
同所の菜の花は町が里山整備の一環として植栽しているもの。例年は早咲きの桜に合わせるように2月上旬から咲き始めるが、今年は1カ月以上早く12月下旬から咲き始めた。
大井町で自然観察会を行っている「おおい自然園」の一寸木肇園長は「菜の花は種をまく時期によって開花時期がずれることはありますが、今年は特に早く、12月から花を咲かせるのは珍しい。花の開花が早い年は2月頃に雪が降るという話もあります」と話す。
山北町でも暖冬の影響が出ていて、中川にある町営温泉施設「ぶなの湯」では、例年3月上旬に開花するみつまたが早くも花をつけている。
かつてみつまたを和紙の材料として出荷していた三保地区では「みつまたによる地域づくり実行委員会」(高橋春男会長)がみつまたの植栽活動を行っている。
高橋会長は「ミツマタは例年3月の10日前後に咲く。これまで8年ほど植栽活動を続けていますが、ここまで早い時期に咲くというのは経験がない」と驚いている。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
|
|
|