山北高校(三橋史朗校長)の生徒が川村小学校内にある学童保育所「やまきた児童クラブ」(宮坂昌克施設長)の児童21人に自転車の乗り方を指導した。
小学生から高校生までの交通安全教育推進運動として県が進めている「スタートかながわ」の一環。今年度の指定校になっている山北高校からは校規委員と陸上部の生徒13人が参加。
パワーポイントを使って児童たちに交通ルールをわかりやすく説明した後、グラウンドに出て実技指導を行った。
信号機のある交差点や障害物が設置されたコースで正しい乗り方と誤った乗り方を高校生が実演し、間違っている点を問われた児童たちは「信号を渡る時に左右を見てなかった」「スマホを見ながら運転していた」と元気に指摘をしていた。
真剣に取り組む児童たちを見て宮坂施設長は「年齢が近い高校生から指導をしてもらえると、子どもたちもなじみやすくて良いようです。新学期が始まる前のタイミングで開いてもらえたのもよかった」と話す。
陸上部顧問の熊沢実教諭は「生徒たちも小学生に教えることで交通ルールを再認識できる。校外でこういう活動をすることで地域貢献につながれば」と話す。
「スタートかながわ」は児童生徒の交通安全への意識向上のために2009年から県が進めている運動で、学校や地域が協力して自転車の運転や危険予測などの知識と技能を身につけてもらうことを目的としている。
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