大井町山田の昭和女子大学研修施設・東明学林で1月30日、町と協働で開発を進めている「郷土食弁当」の2回目の試食会が行われた。この日の試食で出された意見を踏まえ、3月6日(日)に四季の里で開催される花まつりで一般販売される。
このプロジェクトは県が進める地方創生大学連携事業として昨年7月からスタート。これまでに学生たちによる事前調査、町民も参加した3回のワークショップを経て12月に1回目の試食会が行われている。
この日の試食会には間宮恒行町長、相和地域活性化委員会のメンバー、一般公募の町民、地元農業関係者、昭和女子大の学生、教員ら45人が参加。
参加者はこれまでの経緯や、前回の試食で出た意見を参考にした修正点の説明を学生から受け、見た目や味を確かめながら1品ずつ試食し、3段階で評価した。
弁当3案を開発
開発が進められている弁当は、足柄牛のメンチカツなどボリュームがある「足柄ぎゅうぎゅう弁当」(販売予定価格900円)、大井町産の野菜を使った女性向けの「とれたて野菜のおおいまち弁当」(同500円)、町が栽培普及に取り組んでいるフルーツ「フェイジョア」を隠し味に使った「フェイジョアカレー」(同600円)の3種類。
試食会での意見を参考に最終調整を進め、3月6日(日)に農業体験施設「四季の里」で開催される花まつりで一般に販売される。
息子の倫くん(11)と一緒に一般公募で参加した重田有紀さん(37)=同町金子=は「ラベルも新しくなって前回の試食より見た目が良くなった。3種類の中ではボリュームがある”ぎゅうぎゅう弁当”が家族向き。休日のお昼などに食べたい」と話す。
昭和女子大学現代ビジネス研究所昭和デザインオフィス代表の芦川智さんは「大井町を舞台に食の開発に参加できたことは学生にとって価値がある。今後も協力してプロジェクトを進めていきたい」と話す。
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