子どもたちを指導する坂本さん（中央）と谷川さん（右）
元プロボクサーの坂本博之さん（45）と、南足柄市で道場を開く空手家の谷川光さん（46）が３月30日に山北町皆瀬川の寄宿生活塾「はじめ塾市間寮」を訪れ、同地で春休みの合宿生活を体験している県内外の子どもたち50人と交流した。
３月中旬に子ども60人が参加して４泊５日で実施した種子島旅行の帰りの機中で、塾の運営者で料理家の和田佐和子さんが坂本さんの隣に座り会話をしたのが訪問のきっかけになった。
偶然にも塾の関係者が坂本さんと旧知の仲で、２人と親交のある谷川さんも急きょ合流した。
坂本さんは日本・東洋太平洋ライト級の元王者で新極真会師範の谷川さんもカラテワールドカップで２度王者に輝いた実績がある。
２０００年に当時のＷＢＡライト級王者、畑山隆則とのボクシング史に残る一戦に破れた坂本さんは腰のケガと闘いながらも、２００７年まで現役を続けた。 福岡県内の児童養護施設で育った経験から、学校や教育施設、養護施設などへのボランティア訪問をライフワークにしている。
坂本さんは「諦めなければその先に笑顔がある」と子どもたちに語りかけ、谷川さんと一緒に子どもたちと拳を合わせていた。
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