開成町が今年4月に開所した子育て支援センター「あじさいっこ」が、当初の想定を上回る利用者で賑わいを見せている。
開成駅東口の駅前にできた紫陽花色のビルの3階にある「あじさいっこ」は、入口部分に広いスペースがあるためベビーカーでも利用しやすい。子育て支援センターと開成町ファミリー・サポートセンター、開成駅前窓口コーナーが併設しているため、きめ細かい子育て支援がワンストップで受けられる。午前10時から午後3時半まで利用できる「プレイルーム」からは富士山や小田急線の電車も見ることができフロアの雰囲気も明るい。
「こんなときはどうしたら?」「子どもと遊ぶところがない」「ひとりで子どもを見るのは大変」「知らない土地で話す人がいない」といった子育て世代から、孫の世話をする祖父母世代の利用も想定している。
室内は材質や設計にも細かな配慮があり、柔らかい床材の柱や低いカウンター、おもちゃコーナー、トレーニング用の便器や広い個室、両手が使えない状態でも人感センサーで電気がつく自動照明も採用した。とりわけトイレへの配慮が際立つ。
1日20組以上
町によると4月1日は77組174人が訪れ「期待の大きさを改めて実感した」という。その後も、1日平均20組を上回る利用が続くなど「順調にスタートした」と町は手応えを感じている。
5月からは月に一度のペースでプレイルームに保健師や栄養士、歯科衛生士など専門家を招き、質問や相談を受ける時間を設ける。 5月9日(月)には、午後1時半から午後3時半まで保健師が来所する。
利用日は平日のほか第2土曜日(祝日を除く)。プレイルームは午前10時から午後3時半。利用日の午前9時から午後5時までは子育てアドバイザーが相談を受け付けている。
問い合わせは同センター【電話】0465・20・9720へ。
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