地域を歩きながら、地域の魅力や「お宝」となる地域資源を探すワークショップが3日、松田町寄地区で開かれ、地域住民や学生、まちづくりに関心のある町外の人など20人が参加した。東海大学工学部建築学科の杉本洋文教授(63)を講師に迎え、寄に住む大舘敏雄さん(74)がガイド役として参加した。
松田町定住少子化担当室が主催したワークショップでは寄自然休養村を拠点に参加者全員で約5Kmを歩き、通り沿いで見かけた魅力をメモしながら地元に住む大館さんの話を聴いた。
源頼朝が妻・政子の安産祈願で使者を参拝させたという寄神社では、町指定文化財で推定樹齢600年の大銀杏や、鳥居と本殿の間に参道を挟む形で建つ「武徳殿」を見学。空き家や荒茶工場、農園、中津川の魅力なども再認識した。
杉本教授は「電車の音も高速道路の音も聞こえない地域だからこそ気づくことがある。すぐに帰ってしまわずにゆっくり滞在することで良さが味わえる地域だ」と話した。
町では今年度さらに数回のワークショップを開催し、地域住民にも広く参加を呼びかけ新たな地域づくりのヒントにしたい考え。
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