子育て支援体制と幼児教育の充実を目指し、山北町が2017年4月から幼保連携型の認定こども園を開園する。町民の意見を取り入れるため、7月22日まで、町内在住・在勤者を対象に新園名案を募集している。
認定こども園は、保護者の就労状況にかかわらず、子どもを受け入れて教育と保育を行う幼保連携施設。1市5町では中井町がすでに開設している。
山北町は紙オムツの支給や小児医療費の助成など、子育て世代への支援策を強化。女性の社会進出や核家族化を念頭に、13年に役場内で認定こども園の検討を進めた。今年2月に近接する山北幼稚園とわかば保育園を活用してこども園を開園する方針を固め、先進の秦野市や箱根町などへの視察を行い、開園に向けた準備を進めている。
認定こども園は、既存の両園施設を利用。乳幼児室の改修をはじめとする建設費や乳児用ベッドといった備品の拡充費用など、約8100万円を今年度の予算案に計上している。
定員は0〜2歳児が60人、3〜5歳児で最大140人の受け入れが可能になる予定。また現在、生後10カ月以上から受け入れしている乳児は、生後2カ月からに拡大する方針。
開設を担当する山北町福祉課は「町のみなさまのニーズに合わせた対応を、充実させていきたいと思う」と話している。
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