子育て支援に力を入れている大井町。特に第1子を持つ母親を対象にした教室「ぞうさんくらぶ」は、新米ママの悩みに沿ったアイデアで、好評を博している。
この教室の特徴は、1時間ほど母子が離れて過ごすこと。月に1回、町施設で読み聞かせなどを行う先輩ママの母子保健推進員が赤ちゃんを預かり、ほぼマンツーマンで子どもを見守る。申し込み不要で、気軽に参加できるのも安心の一つ。
その間、ママたちは簡単な料理を作ったり、体を動かす。子どもを抱きしめ一緒に歌遊びをするときは、笑顔が溢れている。
始まりは1995年。町が行う赤ちゃん健康相談の受付を担当する母子保健推進員からの提案だった。「第1子は慣れない育児で無我夢中。張り詰めた様子のママもいた。一息つき、相談できる場が必要という提案があった」と、保健師の森川真紀子さんは振り返る。
5日は3カ月半から1歳2カ月の子どもを持つ母親11人が参加。ほとんどがこの教室で友人ができたという。参加者は「同じ悩みを持つ仲間に出会えてよかった」「ここで初めて人に預けた。親子で一歩前に進めた気がする」と話した。
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