足柄高校(笹谷幸司校長)が7月13日、地域の文化を生徒に触れる時間を作ろうと1年生238人を対象に「相模人形芝居鑑賞会」を南足柄市文化会館で行った。
毎年演目を披露するのは、班目発祥の県無形民俗文化財に指定されている相模人形芝居「足柄座」(玉野美津子座長)。
この日は八百屋のお七が恋人の吉三郎を救うために半鐘を打ち鳴らす「伊達娘恋緋鹿子(こいのひがのこ)火の見櫓の段」などが披露されたほか、生徒も体験した。生徒は「後ろからだと人形はみえず、難しい。慈愛に満ちたように動かすのは本当に素晴らしい技術」と驚いていた。
相模人形芝居「足柄座」は、1734(享保19)年に、阿波の人形遣いをする夫婦が班目地区に長期滞在することになり、村人に芝居を伝えたことが起源とされる。戦争などにより一時途絶えたが、1965年に婦人会有志によって復活された。現在座員は女性20人、男性4人の計24人。
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