南足柄市の「第40回足柄金太郎まつり」が8月6日(土)と7日(日)、大井町では6日(土)に「第30回大井よさこいひょうたん祭」がそれぞれ開催される。どちらも節目を迎えた今年、”踊り手”たちが祭りに華を添える。
金太郎まつり
足柄金太郎まつりで毎年行われる金太郎パレード。中でも自治会員およそ750人による「金太郎音頭」が見どころのひとつ。
踊りを指導する南足柄日本舞踊連盟(高渊榮子会長)は、それまで輪になる盆踊りの振り付けだった踊りを、2013年にパレード用の振り付けに変えた。高渊会長は「金太郎がテーマで元気いっぱいに野山を駆ける様子を表した」と振り返る。 自治会の要請を受けて指導したかいもあり、この2年で新しい踊りがすっかり定着したという。
踊りが観られるパレードは7日(日)17時15分から。飯沢交差点と中沼交差点の2手に分かれてスタートする踊り手が本会場の富士フイルム辻下グラウンドで合流する。
高渊会長は「子どもから大人までが気軽に踊れる簡単な振り付け。ぜひ市外の方も飛び入り参加して欲しい」と話している。
ひょうたん祭
大井よさこいひょうたん祭は「よさこい」が見どころのひとつ。今から30年前、「孫の代まで誇れる町民参加の祭り」を目指した大鹿立脇さんがその立役者。大鹿さんは当時「納涼祭などで地域に根付いた踊りを生かしたい」と考え出身地の四国で盛んな「よさこい」を大井町に持ち込んだ。その熱に周囲も応えた。
1994年には、大井町ひょうたん文化推進協議会を設立。地域の女性に呼びかけ、独自の踊りグループを作った。「大井」を題材にした歌に踊りを振り付けて祭りで披露してきた。1998年には、かながわゆめ国体の歓迎レセプションで約100人が踊りを披露した。
時代も移り会員は35人まで減ったが、今年は初めて飛び入り参加できる流し踊りチーム「勝手連」を結成して進化を図る。
結成当初からの踊り手、金光和子さんは「後の世代にも残したい踊り。ぜひ多くの方に参加してもらい、仲間が増えれば」と呼びかける。勝手連の出番は19時52分頃。スタートはブルックス大井事業所の本館南側。
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