大井町社会福祉協議会(山地裕昭会長)が8月8日から3日間、子どもたちに福祉を身近に感じてもらうイベント「サマーチャレンジセミナー」を行った。小学生を対象に行うのは今年が初めて。
これまで中学生を対象に行っていたが、小学校で福祉の勉強をする機会があることから、新たに追加開講することにした。
初日の8日は点字と手話がテーマで、町内から小学生19人が参加した。点字の授業は足柄上地区で活動している点字グループ「コスモス会」の松野蘭子さんと香川美智子さんが担当して、点字の読み方や打ち方を手ほどきした。
参加した児童はメモを頻繁に取り、休憩時間も点字の文章を読むほど熱中していた。点筆を使って文字を打つときは講師に質問しながら自分の名前などを表現していた。保護者の勧めで参加した小学生は「やってみたら面白い」などと点字を学んでいた。
子どもたちはそのほか、知的障害児・者のデイサービス「レスパイトサービス」の会員と昼食を共にして交流したほか、手話やボランティア活動、認知症についてなど3日間かけて福祉を学んだ。主催した社会福祉協議会は「今後も福祉について身近に考えてもらう機会を設けたい」と話した。
中学生向けには、2つの講座を開講。認知症の勉強と保育園での保育体験、アスリートを招いて車いすバスケットの体験が行われた。
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