大雄山最乗寺の境内で10日、ジャズライブが開催され=写真、市内外から訪れた50人が山に響く幽玄な音色を楽しんだ。南足柄市商工会が最乗寺の協力を得て初めて企画した。
本堂前の碧落門へと伸びる参道を舞台に、観客は石の階段に腰を掛けて演奏を楽しんだ。山紫水明の夕暮れのなか名曲『テキーラ』で始まったライブには、湘南を拠点に活動するしろくま楽団が出演。ラテンのナンバーからバラードまで20曲を披露した。
商工会の副会長で今回のジャズライブを発案した飲食店経営の和田博文さん(63)は冒頭の挨拶で「昨日、箱根ジオパークへの南足柄市の編入が決まり、この大雄山最乗寺もジオサイトの一つになった。初めての試みですが今後も年1回のペースで継続していきたい」と話していた。
階段に腰を下ろし最後まで演奏に聴きいった最乗寺の山田富三紀綱は「お寺では昔から様々な催しが行われ人々が集ってきました。森の中で聴くジャズの音色は新鮮で素晴らしかった。お寺としてもより地域の皆様に身近に感じてもらえるよう様々なことに取り組んでいきたい」と話していた。
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