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渡辺前監督の同級生として松田町ふるさと大使の就任に尽力した 井上 清美さん 松田町松田惣領在住 72歳

掲載号:2016年11月19日号

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願い叶い「ほっとした」

 ○…「平塚に先を越されないようにしたかった。3年越しの願いがかなって嬉しいね」。高校野球、横浜高校前監督の渡辺元智(もとのり)さんが、11月14日に松田町のふるさと大使に就任した。町長と揃って会見する親友を会場の後方から静かに見守った。目尻は下がり安堵の表情を浮かべていた。「3年越しだったからね。向こうもいろんなしがらみがある中で決意をもって引き受けてくれたことが何よりも嬉しい」。そう話す姿から高揚感が発露する。

 ○…1944年、松田町松田惣領に生まれた。父親は会社勤めだったが小学3年生の時に乳飲み子の妹をおぶりながら両親が豆腐店を始めた。その翌年に「ハモちゃん」(渡辺さんのあだ名)と同じクラスになり生涯の友となった。松田中から小田原高校、明治大学へ進み、67年に旧足柄信用金庫に就職。旧国鉄の就職をめざした友達が「すべり止め」で予定していた信金の就職試験を「代打受験」して内定を得た。信金では「大卒第1号」だった。旧足柄信金は1992年に小田原信金と合併してさがみ信用金庫になった。その信金を50歳で辞め、丹羽病院に請われて老人保健施設の開設に携わった。その後は足柄上商工会で事務局長を務めるなど一貫して地域の仕事を担ってきた。

 ○…「豆腐が固まらなかったから豆腐屋を諦めた」。これが身の上話の決まり文句。大学2年の夏に父が寝込み「代打仕込み」でにがりの調合を間違えた。「ハモちゃんとはずっと親しく付き合ってきた。それでも滅多に口にはしなかった」。華やかに活躍する親友を誇りに思う反面「こっちだって」という意地もあった。そんなことを振り返りながら親友の「ふるさと大使就任」を心底喜んでいる。会見で『友だちに恵まれこうして帰ってくることができた』とコメントした渡辺さんの名言を借りれば、甲子園51勝の名将にそう言わせた点においての『人生の勝利者』でもある。

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